コルビジェ展@六本木ヒルズ

tokyo Hills

遅ればせながらコルビジェ展行ってきました☆
仕事に慣れたら行こうと思っているうちに、
会期終了が近づいていてもう少しで見逃す所でした。


今日は上司の人がいなくて事務局のお留守番をしていたのですが、
意外と忙しく、電話が何回もなったり、FileMakerの使い方に手間取ったりと
結局定時には帰れず、六本木についたのが7時すぎでした。


森美術館は10時までしているので、まあ余裕だったのですが、平日なのに混んでる...
切符買うのに20人以上並んでた。
前売りを買っておくべきやった。

展示会はとても良くて見応えたっぷりで楽しめました。
セクションが9個くらいに分かれていて、
コルビジェの絵描き時代から始まり、住宅、集合住宅、公共施設、都市計画、教会建築、海辺の家...などなど
まとまりがあり見やすかったです。


私が特に気に入った点は、多くのセクションで映像を流しているブースがあった所です。
展示会、最近は映像を流す所も増えているけど、他と比べてもかなり長い時間、それもいろんな種類のを流していて
良かったです。
いままで、コルビジェのほとんどの作品を静止画、つまり写真でしか見たことがなかったので
映像で見ると、様々な角度や、日のあたりかた季節によって変わるその姿が、新鮮で
コルビジェ建築の魅力が少しわかった気がしました。
やっぱり写真じゃ、特に大きな建物は表現しきれない気がしました。
映像ブースにはカッシーナ製のコルビジェの家具(昔はカッシーナじゃなかったらしいけど)がおいてあって
人が多かったけど、待ったりして一応全部位座ってみました☆


あとユニテ・ダビタシオンの一室の実物大模型は感動でした。
こんなとこで暮らしたい、けどやっぱり狭い。子供用のシャワーとか要らないからバスタブを広くしてほしい。

あと妻の為に建てた海辺の家も実物大模型(15分くらいならんで見れた)もあった。
これは靴を脱いで入れたのでより家らしかった。
やっぱり狭い、妻はここにすんでいたのかと思うと
コルビジェ、もう少し広く作ってあげたら良いのに...
三代建築家の一人なのに、こんなに狭いのか..って奥さんさすが思ったんじゃないかしら
なーんて思いました。

あとチャンディガールの映像と模型もあって
チャンディガールで実際に街が機能している映像を見て、建築は時間が経たないと風土になじまない
逆に時間が経つことでその土地に適応して行って初めてその土地に根をおろすにだなと改めて感じた。


じつは先日日仏会館で見たフィルムがチャンディガールの工事のドキュメントで
そのとき見たコルビジェ建築はインドとちぐはぐな感じで、
しかもそこで建設工事を担う地元の人の多くは作っている建物にはすめない階級の人で
周辺部の村のような掘建て小屋の並ぶ集落からくる人たちだった。
多くの労働者が女性で、ひたすらコンクリを運び、生活に疲れた目をしていて、
みていて苦しくなった。
出来た建物が本当にこの地に必要なのだろうかと疑問さえ感じた。
最後はこの街が出来たことで、大学をはじめとする教育機関が充実し教育を受けられる人が増え、人々の生活がうんぬん...
という内容のフィルムでした。
英語の超早い字幕&フランス語だったので定かではないですが
このとき見たチャンディガールと都市計画の授業でよんだ本の影響により
私はこの計画に良い印象を持っていなかったのですが
今日考えが少し変わりました。


ピラミッドでも伊勢神宮でも、昔どんな労働力や権力、目的により作られたものでも
時代が経つにつれ、嫌な面は風化し、もちろん残ること忘れてはいけないこともあるけれど
そして土地になじみ、人々の生活の中で当たり前になることで
そのもののよさや価値がにじみ出てくると感じた。


やっぱり建築は面白いですね。


ながながと書いてしまった。

面白すぎて三時間近くいてしまった。
感動ついでに展望室にも行ったのですが、展示会は一人のひともおおかったのに
展望室はカップルばかりで驚いた。
一人の人私以外、おじさん(カメラで夜景をとっていた)しか見当たらない。
あと女の子の友達どうしが何組か。
けどけど夜景はめちゃきれいでした。
東京タワーもばっちり見えて、曇っていたけどそれでもきれいだった。
ノラジョーンズ聞こえてきそうな感じ。


ほんとうにきれいでした。

明日もお仕事がんばろー、もう二時だ(>_<)