[Culture&Museum]伊勢型紙彫り&平山郁夫展

土曜日は台東歴史都市研究会がしてはる
上野山あるきというイベントの一つ、江戸唐紙と型紙彫りにいってきました。


江戸唐紙は度重なる大火により、版木が焼けてしまったそうです。
もちろんすられた紙から昔の版木の復元は行われているのですが
渋紙を使った型染め多いらしいです。


東京松屋さんのショールームにお邪魔していろいろな柄のものをみせてもらいました。
斬新な柄が多くて、逆に新しい。
けれど、いせ辰のほうがわたしはすきです。
ちょっとお上品すぎる。


京都も唐長とか唐紙は有名だよねなんて言われるけど、京都人はあんまり買わないとおもう。
唐長って観光客とかのほうがいっぱい買ってる気がする。
かわいいの多いけど、高いし。


そのあと最後の?同潤会アパートの一室にある伊勢型紙の工房にお邪魔して型紙彫りをしました。


昔黄門様でもしていたけれど、
江戸時代は各藩は財政を支える主力産業を持っていて(いわゆる地場産業??)
技術の流出を防ぐため職人さん達は引っ越しや旅行は認められていなかったらしい。
だから伊勢型紙は、伊勢にしかないらしい。
いまでも道具等はみんな伊勢にいはる道具職人さんから買うらしい。


教えていただいた職人さんは、おばあちゃんのですが
なんというかかっこいい、肝っ玉おばあちゃんでした。
その師匠に「Mちゃんはすじがいいねえ」といわれた。

しばらく丸とか線とかで練習して
最後に下絵のついている型紙を実際に掘った。


すごく集中していつもは雑だけどなんでかすごくていねいに彫りたくて
だから一番おそかったけど
自分で言うのもなんだけど一番きれいにほれたと思う。


型紙職人という道もあるかもしれない。


その師匠のお弟子さんに今日偶然飯田橋であったのですが、
フリマで伊勢型紙うってはる人がいて、昨日の今日だからみてたら 
お教室の紙がおいてあって、
思わず、「私昨日先生とこ行きましたよ!!」ってゆって
かなり盛り上がった。

一期一会ってすごいな。


平山郁夫展は今日が最終日だったんですけど
すごい人が多くて驚いた。
なんであんなに人がいるんだろう...
最終日の夕方だよ、しかも流行の現代アートとかじゃないのに。


東京は美術館、コンサートに行く人が一番多いって県民ショーでゆうてたけど
今日はそれを実感しました。


私はデザインとか建築は好きだけど、絵については疎くて
でも今日は最後涙ぐんでしまった。
あとがきに、「私の絵も人生も、全て戦争の供養である、
私は広島というもの自分の中で理解するために生きてきた」という意味のことが書いてあって
この間講演を聞いた人の話を思い出した。
映画監督の人で、その人もまた広島を考えることから人生が始まったとゆっていて、
こんなにも広島に人生を狂わされたというか、人に大きな影響を与えた広島のことを考えた。


しんみりしちゃった、言っておきますが私は右でも左でもございません。


そんなこんなで今週末もいっぱい遊びました☆